テラフォーマーズ ネタバレ感想

(119)THE SHARPEST LIVE 刃

九頭龍に乗る凱将軍が燈へ向けて放った捕獲用兵器・蛇绕(シュアラオ)は、とっさに彼をかばったミッシェルの胸を貫いた。

生きろと伝えて火星の大地にその体を横たえるミッシェル。咆哮しさらなる能力に目覚める膝丸燈。

その能力とは一体・・・?

第二の特性・カマキリ

凱は燈の斬撃を見て「母親から受け継いだ方の能力」と言う。中国兵のセリフによるとやはりカマキリの特性であったようだ。

今号の扉絵にはバグズ2号の副長であった張明明(ミンミン)の姿が見え、前号で爆将軍が「返して貰おう」と言っていることからベースの由来は彼女と思われる。

ちなみにミンミンは元々スパイとしてバグズ技術を盗むためにアメリカへ潜入したが発覚して捕まり、国家間取引で被験体にされて20年前に火星に飛ばされ、作戦中に死亡した。劉翊武(りゅういーう)とは幼なじみだ。

一方で、小町は燈がアキちゃん(秋田菜々緒)の子であると言う。先ほどの扉絵には菜々緒の顔も見え、一見するとこの2人の女性から能力を受け継いだように見える。が、菜々緒のベースはカイコガであり、燈が手術に用いたのはオオミノガだから単純にイコールではない。

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この辺りの解釈は今号を読んでもよくわからない。母体が2つあるというのは物理的にありえないので、「出産」の他に「特性」「遺伝情報」「体組織」などを受け継いでいることを指して「母親」と呼んでいるのは分かるが、そこから先の具体的な話が見えない。本多博士は燈をどこでどうやって誕生させたのか? ミンミンが火星に行く前に出産しているとすると、オオミノガの手術をしたところで「アキちゃんの子」にはならない。自分の読解力のなさを痛感する筆者であった…。

さて、ジャンプ作品にありがちなピンチ&仲間の死での覚醒を果たし忘我に陥った燈。複眼となり右腕はカマキリのそれに変形している。

「カマキリの刃がついたオオミノガの糸」を鎖鎌のように使い、周囲の中国兵を一瞬で皆殺しにする燈。命乞いに激高し怒り心頭ではあるが、人としての意識はあるようだ。

はるか上空の九頭龍からさらなる「マーカー」を打ち込まれ、捕縛罠の蛇绕(シュアラオ)が雨あられと放たれる。ミッシェルを一撃で殺すような威力の兵器、本当に捕まえる気あるのか…?

燈は九頭龍付近にまで斬撃を飛ばし応戦するが、いかんせん物量が違う。やがてワイヤーに絡め取られ、その身を上空へ引き上げられてしまう。

雷光

刹那、半球状のフィールドが辺りを覆った。けたたましい破裂音と共に焼き切れ、その機能を停止する捕縛装置。目を見張る凱・爆の両将軍。

その力を行使したのは…一体の風格あるテラフォーマーであった。

そしてテラフォーマーの背後には裸身の女性の姿。この女性は一体・・・? 次号に続く。

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電撃はアドルフ由来であり、それを手術でこのテラフォーマーが取り込んていることは想像できる。燈を手に入れたいテラフォーマーが中国の妨害をしたのかと思いきや、そこに人間が介在しているとは。

能力によってテラフォーマーを操作しているか、あるいは共闘しているかだと思われる。女性は金髪ロングの裸身で、上半身背中(と横乳)しか見えない。

そして今号の最後のコマは、アネックスから飛び出した脱出機のうち1機をクローズアップしている。「そうだ、こいつらがいた!」と言わんばかりの構図だが、この意図は…?

 

一応、火星到着後の脱出機それぞれについておさらいすると、

1号機:日米班(小町・シーラ・マルコス・慶次)
→2号機と合流後、爆によって奪取された後がよくわからない。

2号機:日米班(ミッシェル・燈・アレックス)
→水辺に着陸後、今号まで健在。九頭龍に対しての囮として使い、燈たちは徒歩で逃走を試みた。

3号機:ロシア(アシモフ・イワン・エレナ・アレキサンダー)
→ピラミッドを探索後、中国班の防空シールドを突破するために特攻、大破。

4号機:中国(劉・ジェット・ドルジ・西・紅・爆)
→焼死を偽装、4号機はテラフォーマーに奪取された後ドイツ班への襲撃に使われた。

5号機:ドイツ(アドルフ・エヴァ・リオックの人)
→アドルフの自爆に巻き込まれて機体も班員も消息不明

6号機:ローマ(ジョセフ・テッポウウオの人)
→火星到着時にテラフォーマーの網によって墜落。班員とともに消息不明。

振り返ってみると1号機がどこにいったのか覚えていなかった。燈とミッシェルがマイマイカブリとパラポネラを撃破した後、小型飛行機で急襲した爆が1・2号機のメンバーをまとめて捕縛。以後彼らは2号機で行動している。爆が劉に通信で「1号機で帰ります」(85話)と伝えた後、ゴキブリの襲撃にあった爆はそのまま2号機で脱出を図る。1号機は置き去りにされたようだ。

が、これが今回の最後のコマに関係しているかといわれるとそういう雰囲気は皆無だ。1号機にも結構な数のテラフォーマーのサンプルが積んであったと思うが、普通に忘れられていそう。

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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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