テラフォーマーズ ネタバレ感想

(122)LINE 生命線

プラナリアの再生能力によって復活を遂げ、さらにアドルフの電撃能力をも獲得したエヴァ。彼女は九頭竜から燈を救うことに成功し、群がるテラフォーマーをほぼ独力で退けた。

燈の飛ぶ斬撃によって飛行能力に問題を生じた九頭竜は、脱出機で逃走するエヴァたちを追うことを一旦やめ着陸。ここからは地上戦の構えだ。

141211_01

人類の次の可能性

凱(カイ)将軍は言う。

バグズ手術には次の可能性があり、人類を人工的に進化させる材料として研究されるべき成功例が4人いる。

ミッシェル・K・デイヴス、膝丸燈、蛭間一郎、エヴァフロスト。

ミッシェルはMOを先天的に遺伝で受け継いだため、手術の成功率が著しく高かった。なぜ父親が手術で獲得したMOが自然生殖で遺伝したのかは謎。

膝丸燈は本多晃によって作られた子で、産まれた時からMOを持つ。どうやら張明明と秋田菜々緒にも関係があるらしい。

蛭間一郎は旧世代のバグズ手術でネムリユスリカの能力を与えられている。戦闘能力は並だがクリプトビオシス(Cryptobiosis=隠された生命)という特性により、仮死状態になった後は驚異的な環境耐性を持つ。高温・低温・放射線被曝にも生身で耐える事が可能だ。もとはネムリユスリカの幼虫が砂漠で乾季を生き延びるための防衛行動らしい。水をかけると生き返る。

エヴァは戦闘能力のランキングでは最下位だが、心臓ひとつから全身を再生し記憶まで蘇らせるという治癒能力がありほぼ不死身。栄養源の確保が課題だ。

他にも中国は軍事利用を前提に不完全変態や細菌型など独自のアプローチで成果を上げてはいるが、上記の4人はいまだ特別な存在のようだ。

外科手術

エヴァが操縦する脱出機で、ミッシェルに人工呼吸を施す燈。左の肺から空気が漏れてくる。燈は指先から糸を出す。その先端には小さなカマキリの刃がついており、丁度針のついた縫合糸のようになっている。

縫合糸

(画像はwikipediaより)

燈は意を決するとミッシェルの胸元からシュアラオの破片を抜き取り、胸に空いた大穴の中を冷静に診て取る。心停止、肋骨骨折、左肺、肺静脈の損傷…それらをミノムシの糸で縫合し、接着していく。

「うそ…速い!!」 目を見張る八重子。なぜ燈が外科的な知識と技術を持っているのかは分からない。U-NASAの基礎訓練に含まれているのだろうか。

あれだけ多くの隊員がゴミのような扱いで死んでいく中、一人だけ特別扱いで救命されるのもなんだかなあと思わないでもない。

燈の糸はミッシェルの命を繋ぐか…!? これで「やっぱダメだったわw」という展開はないんだろうけど。

小町小吉

焦点の定まらない、力のない目をして膝をつく小町。

背後には「介錯でござる」と言わんばかりに袴を履いたテラフォーマーが蟷螂の斧を振りかざしている。

自分はただ火星で死にたかっただけなんじゃないか、そんな疑念が頭をかすめる。隊員たちの無事を願う小町へ、テラフォーマーの斧が振り下ろされ…。

141211_02

宙を舞ったのは小町の首ではなく、テラフォーマーの腕であった。

斬ったのはジョセフ。恥ずかしいほどのテンプレートな登場で思わず赤面する筆者。ジョセフは斬り飛ばした腕をかじり、噛み砕き、飲み下す。テラフォーマーにとどめを刺すのは劉 翊武。二人とも体のあちこちが欠損している。劉は両腕がなく、ジョセフは右脚の膝から下がない。

ジョセフは見て分かるほどの速度で肉体を再生しており、その栄養補給のためテラフォーマーの肉片を食っているのだろう。エヴァもそのうちやりだしかねない。

「艦長… 薄々気づいてるんでしょう…? ならばあなたが死ぬのは…ここじゃあない…」

ジョセフが言おうとしていることは何だろうか。死に場所を得られなかった小町、なおも生存! 続く。

広告

週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

Return Top