テラフォーマーズ ネタバレ感想

(132)MARCHING OUT OF PAGANS 異邦人の進撃

北海道へ出現したテラフォーマーを駆逐すべく攻撃を開始した米軍のミサイル巡洋艦。だが着衣のテラフォーマーが電話で何事かを指示すると、巡洋艦へ向かって航空機が体当たりを行い双方が海中へと没した。

テラフォーマーたちは想像よりはるかに広く人間社会へ潜入していたのだった…。

廃村

車で旅行中のカップルが道に迷っていた。山奥で寂れた村落を見つけた彼らは休息と道案内を求めて村へ入るが、聞こえてくるのは耳慣れない言葉だった。

不法移民が隠れ住む危険地帯だと判断した男は車へ引き返し立ち去ろうとするが、運転席にはテラフォーマーが座っていた。そして村の家々からゾロゾロとゴキブリたちが姿を現す…。

ハイジャック

スーツにソフト帽の二人組が旅客機の中で操縦席へ近づいていた。CAが呼び止めるが、帽子を脱いだその顔はテラフォーマー。

彼らは酸でドアを溶かし、難なく操縦席へ侵入。パイロットを無力化するといずこかへ電話をかけ、米軍の巡洋艦めがけて真っ逆さまに落ちていった。

作中ナレーションには「金属探知機も無意味」とあるが、そもそも普通に搭乗手続きをしてセキュリティゲートを通ったのか?

そしてあなたの近所にも

テンプレートな引きこもりニートを抱えた家庭。「入るな」と貼り紙されたドアの前に食事を置く母親。

親戚のつてで仕事を紹介されたと声をかける母に対し、反応はドアを殴っての威圧のみ。驚いて引き下がる母親。

部屋の中にいるのは息子ではなく2匹のテラフォーマーだった。

駆除するには

人類が持ちえる兵器はほとんどが対人用のもので、交渉の余地がある相手を屈服させるために作られている。戦争といえど相手を皆殺しにするわけではなく、これ以上戦っても無益だと相手に悟らせればよいのだ。

だから現代では戦争そのものが減った。国際社会が戦争を許さず、戦争するだけのメリットがないからだ。

しかしテラフォーマーと人間との争いはメリットやデメリットで測れるものではなく、種の存続を賭けたものとなる。そこに共存の余地はなく、どちらかを徹底的に殲滅するしか決着はないだろう。それほどに互いを憎み嫌悪している。

人間社会に潜んだ彼らを大量破壊兵器で駆除することは難しい。ちょうど燻煙タイプの殺虫剤を使う時に人が部屋に入れないように、人間との距離が近すぎると駆除するのは困難だ。

結局、白兵戦で個別に潰していくしかない。

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地球にいてテラフォーマーの知識を持ち、戦える人材が集められた。

だがやはり戦力としては心もとない。一刻も早く火星からエキスパートを呼び戻す必要がある。

これまでの国家間の諍いを超え、火星クルーたちは人類種として一致団結できるのだろうか?

つづく。

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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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