テラフォーマーズ ネタバレ感想

(135)ALL OF YOU IN MY MEMORY IS STILL SHINING IN MY HEART 涙

副題が長い。

ALL OF YOU IN MY MEMORY IS STILL SHINING IN MY HEART

何か元ネタでもあるのかと思って軽く検索したが、Xの「紅」の歌詞くらいだった。

九頭龍に乗る中国軍に拉致された燈とミッシェル。

心肺停止状態からの予定調和の…ではなく奇跡の復活を遂げ剴将軍を殴り飛ばしたミッシェルであったが、ここは上空6000m。逃げ場はない。

彼女が選んだのは、燈を空中へ放り出し自分がその場に残って中国軍を引きつけておくことだった。

ミッシェルの算段とは?

アレックス復活

地上では、長らく昏倒していたアレックスが息を吹き返していた。

筆者の記憶では爆クローンによって脱出機から突き落とされた八重子を守るため、彼女をかばって負傷したところを追撃したゴキブリに攻撃されて意識不明になったはず。それから今までずっと脱出機の床で転がっていたのだが、特に前触れもなく意識を取り戻している。

どのようにコンタクトしたのかは分からないが、彼は遥か遠方上空の九頭龍から燈が落下したのを目視で観測し、槍投げの要領で「ある物」を燈へ向け投擲する。

ミッシェルはこれを予期して燈を落としたようだ。彼女は心肺停止状態で九頭龍に運び込まれたのに、なぜアレックスが意識を取り戻していることが分かったのか? 

このあたりの疑問はいつものように「ま、テラフォーマーズだし」で片付けるとしよう。

アレックスが高空から落ちる燈へ向けて遠投したのは、燈の愛刀・膝丸であった。

膝丸が飛んでくるのを(おそらく超音波で)感知した燈。その呼び声に応え、自ら糸を伸ばして主のもとへ帰った忍者刀・膝丸を、燈は自らの横っ腹へ突き立てた。

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仕込まれた薬

ここで新たな設定が登場する。

専用武器の中には変態薬が仕込まれているのだ! なんだってーーー!(棒読み)

腹部に刺さった刀身から薬が体内へ流れ込み、オオミノガの能力を発現させた燈。腕力で縄を断ち切ったものの、さすがに糸を伸ばしたところで九頭龍へは届かない。

そこへ小型ジェット機で駆けつけたのはエヴァ。落下し始めたのを見てジェットを飛ばして間に合うとは…

なお、アレックスの持つボールにも薬が仕込まれており、中からしたたる薬をズズズとすすって変態したようだ。

 

・豆知識 火星の重力だと落下にかかる時間は約1分

地球上で高度6000mから落ちた物体が地表へ激突するまでにかかる時間は、このサイトで計算機を使ってみたところ約35秒と出た。

火星の重力は地球のおよそ3分の1で、NASAの資料によると重力加速度は3.71m/s2。

再び先ほどの計算機を使うと、滞空時間はおよそ57秒、ほぼ1分間となる。(いずれも空気抵抗は無視)

燈が九頭龍から放り出されたのを見てからジェット機を準備したのでは到底間に合わないので、前もって付近高空で待機していたとしか考えられないのだが、エヴァやアレックスがミッシェルとそれを示し合わせる機会はなかったはず。

どのようにして連携しているのだろうか…。

ミッシェルと燈の違い

九頭龍の艦内では、剴将軍がミッシェルにこれからのことを説明していた。

本多博士によって人為的に生み出された燈と違い、ミッシェルは突然変異で父のモザイクオーガンを受け継いでしまった。

そのため原理が解明できるかは怪しい。この点で彼女は燈よりもサンプルとしての適性が危ぶまれる。

一方、彼女は雌の個体であるため卵細胞を作り出すことができる。

クローニングや出産ができるというメリットはミッシェルならではのものだ。

彼女はこれから実験材料として自由を奪われ、研究対象となる子を産むためだけに生かされることになる。身の毛もよだつ話だ。

ミッシェルはこれまで燈が自分にかけてくれた言葉を思い出し、泣き笑いする。

もう二度と手に入らない、他愛のない会話。

恐怖や不安の涙ではない。その理由をミッシェル自身が理解できずにいた…。

九頭龍に衝撃走る

その時、九頭龍を震わす轟音が鳴り響いた。

分厚い窓をぶち破り、小型ジェットが艦内へ侵入する。

姿を現したのはロシア班班長、シルヴェスター・アシモフであった。

つづく

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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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