テラフォーマーズ ネタバレ感想

(147)THE CREST 屋号

無限に続くかと思われた突撃→回想の退屈なターンが終了し、物語は転機を迎えようとしていた。

火星へ飛来した所属不明の救助艦・フロンティアスピリット。

そこから放たれたいくつかのポッドはやはり救命艇だったらしい。地表に落着したポッドの外部スピーカーから英語音声が流れる。

曰く、ポッドに乗り込めば地球に帰還するための拠点へ連れて行ってくれると。そして、ポッドの積載量は270kgが限界であるとも。

これまで中国軍による様々な破壊工作を受けていた火星メンバーであったが、そのポッドの表面に描かれた文様を見て、何人かはそれが味方のものであることを確信したらしい。

ロゴ風にデザインされた数字の2だと思われた文様は、何者かの「屋号」であったようだ。

それが意味するところを知るのは日本人隊員と博学なジョセフのみであったが、指揮権を持つ小町がそこに含まれていたことで状況は決定する。エヴァ・燈・ミッシェルの3人をポッドへ押し込め逃がす算段だ。ここで別れたら、二度と会えないかもしれない・・・そう直感したミッシェルは全員残って戦うことを提案するが、それを許さない理由があった。

半壊しながらも彼らの頭上を飛行する九頭龍。そこから凱延超(カイエンチャオ)将軍が最後っ屁で撒き散らすアリタケの胞子だ。ゴキブリたちをかなりの精度で自動操縦することができる驚異の能力だが、もとが「アリタケ」だけにアリの特性をもつミッシェルは寄生されると危ない。

アシモフと小町がそれぞれのけじめを述べ背中を向ける。そして少年のような澄んだ瞳で燈を見つめるのは劉 翊武。

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劉と同郷の幼なじみ・張明明を「母」として生まれ、その能力を引き継いだ燈。劉にとっては単なる任務の標的を超えた感情が去来していたに違いない。

袂を分かち、人命を損ない、彼らの間にはすでに取り返しの付かない溝が生まれてしまってはいたが、劉には劉なりに、時流に弄ばれながらも通すべき筋があったのだろう。

彼は静かに思いを口にする。君たちの運命は国家の都合でどうにかできるものではないと。

エヴァと燈、ミッシェルを載せたポッドのハッチが閉まる。彼らが生きて再びまみえることはできるのだろうか・・・。

 

他方、離れた場所で。

八重子がアレックスを、慶次がアミリアをポッドへ誘導していた。慶次は紅(ホン)の姿を探すが見当たらない。西(シイ)とともにいずこかへ姿を消している。理由はわからない。西が捕虜扱いから逃れるため何らかの行動を起こすのか?

 

その頃地球では蛭間一郎の弟らしき新キャラがマスコミに接触し、何かの資料を渡していた・・・。

つづく。

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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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