テラフォーマーズ ネタバレ感想

(148)HUMANE SOCIETY 熊たちの墓場

ナレーションが淡々とポエムや民明書房のようなウンチクを語る回。

鉄と火の文明

火星に生きるテラフォーマーに取って、人類が宇宙船に乗って訪れるということは神の降臨に等しい。

繊維・電気・通信・爆薬…不毛な大地に生きる「彼ら」にとって、人類は全く未知のテクノロジーを持つ高次存在だったからだ。

誌面ではカナダやロシアの先住民族の、神(=自然の恵み)に感謝するための儀礼が紐解かれており、古代の人類がどれだけ自然を敬っていたかを印象づけている。

しかし現代文明においてはそういった自然への畏敬は失われたと多くの読者は思うだろう。

なぜそう変化したのか?

作者は「鉄製の武器の登場」によると語りかける。

動物をあまりにも簡単に殺傷することができるようになり、獣が脅威ではなくなった。

まして銃器・火薬によって手に感触を残さずとも迅速・大量に生き物を殺せるようになれば、自分たちがそれらを支配する側だと認識するのは無理からぬことだろう。

神を征服する

テラフォーマーたちは人類から様々なテクノロジーを盗み、個々の戦力では対等に渡り合えるようになった。

それは人類が鉄の武器を手に入れたのと等しい変革であり、火星ゴキブリにとって高次存在であった人類への畏敬が失われた理由でもある。

次は彼らが神を征服する番だ。その準備は整っている。

イザベラのレガースを装着した強個体と丁々発止を繰り広げる慶次。そこへ何かが飛来する。

地面に激突したそれは激しい炎を吹き上げ延焼。火星到着初日と同じ、燃料を利用した爆撃だ。炎に巻かれて竜二が死亡(?)。

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燃え上がる火炎を背に不敵な笑みを浮かべるレガース個体であった。

(次号休載、再開は7月30日)

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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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