テラフォーマーズ ネタバレ感想

(150)BREAKING POINT 限界点

テラフォーマーに何重にも包囲され、燃料焼夷爆撃で焼きつくされたかに見えたマルコスや慶次たち。

だが彼らは地下に潜るという単純な戦法で辛くも難を逃れ、一気に反転攻勢、全員でレガース装着の個体に一矢報いるのであった・・・。

メジャーリーガー

竜一とアナスタシアが蜘蛛の糸で絡めとったレガース個体に猛然と襲いかかるのは慶次。人気があるのか、比較的見せ場が多いキャラクターだ。

身動きできない状態の敵へ渾身の左ストレートを放つも、その衝撃で糸が引きちぎれてしまい結果的に行動の自由を与えてしまう。

一撃で仕留められなかったことが慶次の敗因となった。

ベタ足で左の大砲を続けた慶次だが、「もうそれは見たよ」と言わんばかりに皮一枚でスリッピングしたレガース個体がカウンター気味に慶次の土手っ腹へ発勁を放つ。火星のゴキブリはすでに中国武術まで習得していたらしい。喀血し倒れる慶次。

おそらく死んではいないと思われるが、同じ個体を相手に戦って上半身を消し飛ばされたニーナとの扱いの差が激しい。

劉や西(シィ)のような職業軍人が長い年月をかけて武を練り習得したであろう気功の技術を、何の指導もないゴキブリがどうやって学んでいるのか。

毎回似たようなことを書いているが、こういう設定部分があまりにも飛躍していて論理的カタルシス(知的好奇心の満足)を得られず、荒唐無稽なナンセンスギャグになってしまうのがこの作品の少々残念なところだ。つまり「詳しい理由はわからないけどゴキブリは凄い能力を持ってるから可能」で終わらすしかない要素が多すぎて、展開が雑になってしまう。

それはともかく、中国武術の達人である火星のテラフォーマー(この時点でやはりギャグだが)によって打ちのめされてしまった慶次。頼れるのはマルコスだ。

アラクネバスター(棍棒)を両手でゆっくりと構え、眼前の敵へ語りかける。

そこへ上空から何かが飛来し、マルコスはそれをアラクネバスターでダイレクトヒット。鈍い音とともにゴキブリの胸に大穴が開き、白目をむいて昏倒する。

飛来したのは鋼球。それを放ったのはもちろんアレックスだが、彼らはどうやって意思の疎通を測っていたのか?

アレックスが遠投で直接ゴキブリを仕留めるならともかく、事前の合図もなしに超遠距離から投げられたボールを一歩も動かずにヒッティングし、その打球を正確にゴキブリの胸に当てて慶次がダメージを与えた箇所を射抜くといった芸当。こういう展開もまた、荒唐無稽と言わざるをえないのではないか・・・?

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次なる衛星爆弾

指導者であるレガース個体を打ち倒したことで周囲のゴキブリたちは動揺し、包囲を突破する隙ができた。

ふたたび海を目指して走り始める面々だが、そこへ追撃の人工衛星爆弾が飛んでくる。この衛星はどうやって飛ばしているのか・・・などもはや考えてはいけない。理由はない。とにかく誌面の現象をあるがままに理解するのだ。考えるな、感じろ!

走れ!走れ! 必死の形相で衛星の落着地点から逃れようとするメンバーたち。だがマルコスは意識のない慶次を背負っており回避が間に合わず、慶次もろとも爆風に巻き込まれて・・・。

そのピンチからマルコスを救出したのは久々すぎる三条加奈子(ハリオアマツバメ+エアロパーツ)。爆炎を切り裂きマッチョな野郎二人を抱えて飛び去る・・・のはさすがに無理で、短距離ながら彼らを突き飛ばして難を逃れたというのが正しい。

が、その代償として加奈子は腰の背中側大きな破片が突き刺さり大きく出血していた。青ざめるマルコスに対し、あまりにも唐突な加奈子のLove Call...

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「好き……」

すみません、鼻で笑ってしまいました。

展開が雑ってどころじゃねーぞ、あと3週で打ち切りって言われても信じるレベル。1ミリも感情移入できないのであった。貴家先生今回はトバしてますねー。

明確に死んだという描写ではないものの、意識を失った加奈子を前に涙を浮かべ肩を震わせるマルコス。ここに燈がいれば外科処置であるいは・・・といった所かもしれない。

 

数々のギャグを尻目に、救助艦フロンティアスピリットがついにその姿を現す。

つづく

 

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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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