テラフォーマーズ ネタバレ感想

(16)VIN-LAND 葡萄生る新天地

テラフォーマーが占拠し人間を監禁、「飼育」していると思われる中国軍の研究施設へ潜入した燈たち。

探索のためバラバラになった燈と本郷の前にそれぞれ敵が現れるも、本郷が相対したのはテラフォーマーではなく人間の女性…金姫=フォン=ヴィンランドだった。

変態はしたものの、囚われている被害者たちの解放を優先して金姫に背を向け走りだす本郷。しかし金姫はそれを凌駕する反射速度を持ち、本郷が走りだす前にすでに追いついていた。生身の姿にハイヒールを履いたままで本郷を組み伏せ、脇腹へアーミーナイフを突き立てる。

救助が来たらしいことを察し、ケージに囚われた被害者たちが本郷を大声援で後押しするが、次の瞬間には本郷を含め全員がその場へ昏倒。

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余裕の笑みでそれを見下ろす金姫の解説によれば、「瞬時に空気感染・飛沫感染するが1時間ほどで治る麻痺性の細菌兵器」などという都合のいいシロモノを使ったらしく、しかも本人は紅色手術で耐性を獲得済み。彼女のベースはカブトガニで、体内に入り込んだ病原体を不活性化させることができる。戦闘向きではないが、細菌の研究者としてはすこぶる便利な能力だ。金姫はこの研究所でもっぱら細菌兵器の開発をしているらしい。

しかし彼女の能力と仕事が分かってもまだ「なぜ金姫はテラフォーマーが跋扈する施設内で普通に生存しているのか?」という疑問の答えには至らない。エメラルドゴキブリバチやアリタケのような能力でテラフォーマーたちを支配しているようには見えないからだ。

全身が麻痺し地べたに伏す本郷の頭を踏みつけながら金姫は続ける。

この施設では男女混合の環境が基本で、女性は1年間妊娠しなければ殺処分、1~3人ほど出産した場合も産後に処分することになっており、失踪して2年以上が経っている本郷の妹が生存している可能性は低い。ポコポコ子を成していれば別だが…。

金姫もさっさと本郷を殺せばいいのに、他に人間がいなくて寂しかったのだろう。勝ち誇ってペラペラと手の内を暴露するなど超一級の死亡フラグをおっ立ててしまった。本郷は今のところ全くいいところがないので、次号でどのように逆転するのか注目である。

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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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