テラフォーマーズ ネタバレ感想

(171)PLANET THE SAVAGENESS 野望の大地

火星の戦いを総括し、章の区切りとなる回。

主にローマ班の隠れた思惑が読者に暴露される内容だ。ローマ連邦は実質ニュートン家の影響下にあるようで、かつてジョセフはローマ大統領を通じてU-NASAへ多額の出資を表明、代わりに自らが幹部乗組員として火星へ飛ぶことを認めさせた。

ニュートン家が画策したのは「エヴァの能力奪取」と「膝丸燈の生け捕り」であったとエロネは述懐するが、それらを手に入れてどうしたかったのかは伏せられている。実現したのは前者のみで、燈はミッシェルらと共に地球へ帰還の途に着いた。

5巻でジョセフがアドルフの自爆を遠くから目撃し、エヴァの事を思い出して「残念だな 可愛いコだったのに」と爽やかな笑顔でうそぶくシーンがある。火星に行った目的の一つが失われたかもしれないというのに随分余裕があるように見えるが、ジョセフがエヴァの再生能力にそれだけ確信を持っていたということか、もしくはそんな設定はこの時点でなかったか。どうも後付感が否めないが…。

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中国軍・凱将軍が言うには火星着陸前にアネックス船内を襲ったテラフォーマーズはローマ(もしくは背後にいるニュートン家)が手引きしたらしい。そして中国班の造反を示唆する証拠を捏造してローマへの疑いを逸らし、ジョセフは割りと最近まで素知らぬふりでミッシェルの味方面をしていたというわけだ。

この辺りもごちゃごちゃとセリフのみで「取ってつけた」印象が全面に漂っており、そうだったのかー!という爽快感はない。今後舞台は地球へと移っていくのだろうが、仕切り直して先を見据えたストーリー展開になることを期待したい。

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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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