テラフォーマーズ ネタバレ感想

(172)THE JAR OF SORCERY 蠱毒の現場

前号に続き、幕間の小休止といった回。

COSMOS(ニュートン一族)が手を回して巨大な陰謀を巡らせ、国家間の争いも火星での事件も全て手のひらの上でしたよ~といった雰囲気を伝えたいのだと思われる。

AEウイルスのワクチンを作る目的

火星でのテラフォーマー捕獲はAEウイルスのサンプルを採るためであり、ひいてはワクチンを作って人類を感染症から救うことが目的だった。

だがそれはお題目であり、ワクチンを投与の副次効果として火星由来の細胞に対する耐性を人体に与えることができるため、同じ火星由来のMO(免疫許容臓)を移植する手術が確実に成功するようになるらしい。

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確実性を高めたMO手術によって驚異的な肉体能力を得られれば低コストで軍事力を大幅に向上させることができるし、またMOは再生医療への応用も可能なことから、それらの技術をいちはやく独占することは国家に莫大な富をもたらす。

生還率が極めて低いのがMO手術の難点であるが、それを確実性を高める鍵は親からMOが遺伝し「奇跡の子」と呼ばれたミッシェルと、先天的にMOを持つよう本多にデザインされて誕生した膝丸燈。この二人を研究してMO手術の確実性を高めたいがために、火星で彼らを拉致したいと考えたのが中国とロシアだ。そのため中国班とロシア班は正規の軍人をアネックス計画へ送り込んだものの成果は得られなかった。

ところがCOSMOSのエロネが言うには、AEウイルスのワクチンを接種することでMO手術が確実に成功させられるようになる。しかもローマとドイツの間ではその研究協定が進められている。つまり中国が採ったような犯罪行為がなくとも、平和裏に事を進めることは可能だったわけだ。

だがその情報を公開すると独占が崩れてしまうため、COMOSが裏で操るローマと、協定先のドイツはそれを他国に伏せていたと考えられる。

地球へ

というわけで火星での仕組まれた戦争は終結したはずなのだが、今後舞台は地球へと移る。

COSMOSは地球へのテラフォーマー襲来を望んでおり、テラフォーマーを満載したアネックスを遠隔操縦で地球へ帰還させる手はずを整えていた。理由は不明。タイミングよく北海道にテラフォーマーが出現したとの報せを受けたエロネはその必要なしと判断しアネックスは沈黙する。

COSMOSは日本での政権奪取をも目論んでいるようだが、そこで何を行おうとしているのかはまだベールに包まれている。そして、ある人物の銃にもCOSMOSの刻印が記されていた…。

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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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