テラフォーマーズ ネタバレ感想

(22)「RIGHT NOW BABY! RIDE ON NAKED! 超!!」

ズキュウウウンとばかりの接吻でキマイラブラッドを発動させた燈とミッシェル。揮発性の液体をまとった糸を周囲へ広げてからの広範囲爆破コンボでいっきにテラフォーマーを殲滅。次の狙いは上空の飛行カプセルだ。

勢い込んで駆け出そうとする燈をミッシェルが制する。施設の上空30mに静止する球状の飛行物体はアメリカ軍が開発したもので、当然ながら防御機構が備わっており、無策で飛びついた所でどうこうできるわけではない。対空兵器で叩き落とされるのがオチだ。

ミッシェルは考えがあるらしく燈を抱き上げて施設の中へと侵入。上空のスニーカーズからは見えなくなってしまった。おそらく米軍は水面下の隔壁に穴をあけて対空シールドを避けて侵入し、再びそこを通って脱出するつもりだろう。そう推察したスニーカーズは「穴」を塞ごうとするが、施設の状況モニターにはそれらしき破損箇所は見当たらない。

上空で訝る彼らを尻目に、捕まっていた人間たちを載せた輸送ボートが施設から離れはじめた。ボートには日向が持ち込んだ対空シールドの「子機」が積まれている。シールド末端の位置を本来の設置箇所よりも遠くへ引き延ばすことにより、シールドに隙間を開けていたのだ。

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スニーカーズがそちらへ気を取られている隙にミッシェルと燈は駐機してあった中国軍用ジェット機を強奪。ダンが施設へ打ち込んだハッキング用端末をアミリアが操作し、対空シールド全体を一瞬だけダウンさせる。その間隙を縫って軍用機は施設を離脱する。

それを見てファティマは追撃を提案。これまでは空中でおとなしく静止していた球体だが、ニュートン家の財力により反物質エンジンなる推進機関が積み込まれており、超音速ジェットにも追いつけるらしい。球体が対空シールドの圏外へ出るか出ないかといったタイミングで、球体の窓を蹴破り飛び込んできたひとつの影。バッタの能力を発現させた本郷である。

防衛機構は機能しなかったのか?電磁バリアごと蹴破ったのか?超ストロングスタイルのミッシェルをして遠回りさせた米軍の兵器を脚力一つで本郷が突破できた理由はよくわからない。追撃のためモードを切り替えていたため対空戦闘ができず、その隙を本郷が突いたと考えるべきか。それとも球体の外側にあらかじめ貼り付いていてチャンスを覗っていたのか。

激昂する本郷の目的はインヴォーカーが胸に抱く赤ん坊で、どうやら本郷の妹が産んだ子らしい。人体実験で強制的に孕まされた子とはいえ実子であるゆえに取り戻しに来たのか。

一触即発のインヴォーカーと本郷の間に突如割って入る、黒装束に仮面の人物。静かな立ち姿に只者ではない威圧感を纏い、本郷の脚部を見てボソリ、「懐かしいな」とつぶやく。仮面の下は窺い知れないが、懐かしいと感じるほど昔にサバクトビバッタの能力を見たことがあり、徒手での武術に通じている人間となると、およそ一人しか思い当たらない。火星で死闘の果てに次代へ未来を託し力尽きたはずの彼が、なぜスニーカーズについてインヴォーカーを庇うのか。

次号へつづく。

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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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