テラフォーマーズ ネタバレ感想

(4)狩猟の血統

ゴキブリに取り囲まれたバグズ2号から脱出を果たした小町たち。
かつて謎の全滅を遂げたバグズ1号の残骸を発見し調査するが、
そこには銃で武装したゴキブリの群れが潜んでいた…。

 

バグズ1号の残骸で


虫化してもなお、逃げることも防ぐこともかなわずに蹂躙されていくクルーたち。
そんな中、ティンと小町が変じた虫は明らかに他と異なる性質を有していた。
すなわち、自ら積極的に狩り、相手を死に至らしめる獰猛さ。

サバクトビバッタの脚力を持つティンは回し蹴りでゴキブリの首をはね、文字通り一蹴。
オオスズメバチの毒針をパイルバンカーのように使って戦う小町もそれに続き、
カマキリに虫化した副艦長ミンミンと3人で陣形を組んで活路を開く。

10匹以上のゴキブリを壊滅させたものの、生き残ったクルーは3人だけ。
今からでも遅くない、艦長たちを助けにバグズ2号に戻ろう…
そう言って振り向いた小町が見た光景は、にわかに信じがたいものだった。

 

04_01

火星に建つピラミッド。そしてバグズ1号の記録…
わからないことが多すぎる。混乱する小町へ突如通信が入る。
声の主はU-NASAの責任者、ニュートン。

曰く、ピラミッドはラハブの神が建てたもの。
謎めいた物言いで煙に巻いたかと思えば、その後に出された指示は極めて現実的なものだった。

ゴキブリは駆除される時に卵を残す。それを見つけて一つ残らず破壊しろ。

 

戦いのあとのバグズ2号


火の着いた艦内で、デイヴス艦長はひとり戦っていた。
共に残った蛭間は血を流して横たわっている。
ホール一杯に群がるゴキブリを文字通りに千切っては投げ、
最後まで諦めずに使命を全うしようとするデイヴス。
そしてようやく艦内の酸素が尽き、ゴキブリの群れも昏倒する。

自身も力尽き意識を失って倒れたところへ、銃を持ったゴキブリが近づいてきた。
そして一発の銃声。

ゴキブリは戸棚から水のパックを取り出すと、蛭間の頭へ中身をぶちまける。
数瞬の後、何事も無く目を覚ます蛭間。特にダメージがあるようにも見えない。

ゴキブリの皮が二つに裂け、中から現れたのはヴィクトリア・ウッド…
バグズ2号のクルーの一人だった。

ウッドはテラフォーマーの卵鞘を見つけると、目的を達したから地球へ帰ると言う。
彼女が通信機で連絡をとっていた本多博士の目的とは、この卵を秘密裏に入手することだったのだ。
そのために本多博士は計画そのものを犠牲にし、多くの犠牲者を出した。

卵の破壊を命じるニュートン。
同じ組織にいながら卵を秘密裏に持ち帰れと言う本多。
バグズ2号計画はこの二派閥の代理戦争として多くの命が散った。
卵一つ持ち帰るためだけに他のクルーを殺す必要があったのかは疑問の余地が残る。
隠して密輸できなかったのだろうか。

いずれにせよ仮定は無意味。
今火星にいるのは、卵を手に入れ地球へ帰ろうとするヴィクトリアと蛭間。
そしてバグズ2号へ引き返してくる小町、ティン、ミンミンだけだ。

 

 
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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