テラフォーマーズ ネタバレ感想

(3)FRIEND 共鳴と同盟

成功率36%の手術


マルコスとアレックスは小町艦長から、
これから受けることになる手術の説明を受けていた。

高山の上程度の空気圧の下で活動をするために
肉体を強化する手術の成功率は・・・わずか36%。


なぜ宇宙服ではなく手術をするのか?
当然の疑問を発するアレックスに、小町は言いよどむ。
読者は当然知っている。それがゴキブリとの戦いに備えたものであることを。

 

ドイツ出身の幹部乗組員(オフィサー)、アドルフは
ユーロから最後の乗組員候補、エヴァを連れてきていた。
コートの襟で口元を隠したまま自己紹介もせずマルコスらを冷たくあしらうアドルフ。

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どうせ手術で死ぬんだから互いに覚える必要もないとの言い草に
腹を立てるマルコスとアレックスをシーラが制する。
一方でシーラとエヴァは互いに似たものを感じ、友達になりたいと笑いあうのだった。

 

時をおいて、エヴァが見たのは病棟の裏手で座り込み泣いているシーラの姿だった。
両親を失い、自分も死んだつもりになって飛び込んだ火星行きのチーム。
思いがけぬ再会やエヴァとの友情はシーラに死への恐怖を思い出させていた。

そんなシーラを優しく元気づける小町。

「俺は元々は お前らと同じだったからな」

自ら志願して成功率の低い手術を受け、ミッションの遂行と引き換えに大金を得る-。
ミッションは失敗したが、小町は生き残った。多くのクルーの犠牲の上で。

冷徹な任務の鬼だと思っていた小町の思いがけない包容力に驚くシーラ。
更に小町は壁の陰で電話をしているアドルフに気づき、シーラに盗み聞きを促す。
アドルフの電話相手は彼の妻であり、その内容は若い補充兵を迎えることへの複雑な心境であった。
死に別れることが辛いから、命が軽い現場で親密はなりたくないという人間らしいアドルフの吐露。
シーラの顔には笑みが戻っていた。

 

プロジェクトと手術の目的


夕食は鍋だった。
意外なことにアットホームな雰囲気で、
これから手術を受ける補充兵たちと幹部乗組員たちの交流が催されているようだ。
当然アドルフの姿はない。

膝丸燈、マルコス、アレックス、ミッシェル、シーラ、エヴァという面々を前に
小町はテラフォーミングのおさらいと、手術の真の目的について語り始める。

彼らが受ける手術は「巨大化したゴキブリ」から身を守るためのものであることを。
そしてプロジェクトの目的は火星から来た病原体への対抗策の手がかりを探すことであり、
ゴキブリとの戦争が第一ではないとも。

 

シルヴェスター・アシモフ


同じ頃、U-NASAのロシア支局では
髭面の大男が己の拳で火星ゴキブリの顔面や四肢を破壊する訓練をしていた。

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ロシアの幹部乗組員、シルヴェスター・アシモフである。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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