テラフォーマーズ ネタバレ感想

(4)VIRUS 仇

U-NASAロシア支局では
アシモフが部下のエレナとイワンにミッションの目的を説明していた。

エレナ曰く、ゴキブリが火星の開発の妨げになるなら手っ取り早く爆弾でも落とせばよい。
もっともな意見だが、今回アネックス1号が火星に行くのはそれだけが目的ではないとアシモフ。

今回の火星探索の目的は、地球で流行の兆しがある新種のウイルス・・・
「エイリアン・エンジン・ウイルス」(AEウイルス)に関わることだ。

このウイルスは42年前に突如出現し、20年前にその数を急激に増やしており、
これはバグズ1号、2号が火星に行った時期と一致する。
そしてキャリアとなる動植物が発見されていないことから火星由来であると推測される。
最大の問題は致死率が100%であり培養ができず、抗体が作れない点。

火星の環境を調査し、
AEウィルスのワクチンを作る手がかりを得ることがアネックス計画の主目的である。

これまで無人機によるサンプル採集は何度も試みられ、そして失敗してきた。
理由は明白であり、必ず火星のゴキブリが妨害してくるため。

バグズ1号と2号の乗員をことごとく殺害してのけた火星のゴキブリの姿に
さすがの膝丸燈も驚きを禁じ得ない。

「ひ・・・人を・・・食うのか・・・!? この巨大ゴキブリは・・・」

ミッシェルの答えは否。

「お前 自分ちの台所でゴキブリ見つけたら拾って食うのか
食わねぇだろ でもブッ殺すだろ
冷静に考えたら何で殺す必要があるのかも分かんねぇだろ
それでも全力でブッ殺すだろ
そんなもんだ ”テラフォーマー”にとって人間など」

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自然界において動物は獲物を食べるため、あるいは身を守るために相手を殺すが、
憎しみや嫌悪感で敵を殺害することはない。
それができるのは人間だけだ。

だが火星のゴキブリは進化の過程でその人間特有の憎しみや嫌悪感を身につけたらしい。
互いに憎みあう敵同士、ミッシェルにとっては「父の仇」でもある。
実際にミッシェルの父、ドナテロ・K・デイヴスを殺したのは同じ人間なのだが、
それを知る人間はもういない・・・。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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