テラフォーマーズ ネタバレ感想

(29)STORMY RADAR 嵐の予感

アドルフとの通信


ミッシェルは考えていた。
墜落したアネックス本艦がゴキブリに制圧される前に、至急安全を確保する必要がある。
しかしSOSが日米第一班とローマ班から発信されている以上、そちらの救援もしなければならない。

ミッシェルの決断は自分たちが日米第一班のもとへ向かい、
ドイツ班をアネックスへ向かわせること。
そして彼女の指示には続きがあり、
「ロシアや中国より先にアネックスへ着け」というものだった。
その二国が何かを隠している・・・そう感じ取っているのだろう。

ミッシェルはアネックス計画全体の副長であり、小町艦長の右腕にあたる。
マーズランキングでの序列は不明だが、
少なくともプランデルタ発動の状況下においてもアドルフに対して命令権を持っているようだ。

 

現れた中国機


アドルフはその命を受け、脱出機の操縦桿を握りアネックスへと走らせる。
雨の降る夜という運転には最悪の環境の中、脱出機は岩をよけながら高速で走行し
しかもゴキブリがレーダーに映るよりも早くそれを予知したように回避してルートを選んでいる。
これはアドルフの能力によるものだと考えられる。

その時レーダーに大きな影が映った。
別の脱出機が突如通信もなしに突っ込んできたのである。
舵を切るアドルフだが避けきれず側面に激突。
ドイツの脱出機は斜面を滑落し、スリバチ状の窪みの底で動かなくなった。

突っ込んできたのは4班の脱出機・・・
中国班のものだ。依然通信はない。

それもそのはずで、アドルフはミッシェルとの通信を行う前に
すでに中国班の脱出機を発見していた。
それも焼死体の群れというオマケ付きで。
判別不能の死体が17人分、IDタグは中国班のそれだ。

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読者としてメタな見方をすれば、死亡する瞬間が描かれていないこと、
身元も不明であることからこの焼死体はフェイク。
劉はアシモフらと同様に何らかの目的をもって動いており、
自分たちが死んだことにして秘密裏に行動していると思われる。
脱出機をゴキブリに奪われ、他の班を犠牲にしてもなお果たそうとする目的とは何か-。
それが明らかになるには、今しばらく物語の進展を待たねばならないだろう。

 

ドイツ班、戦闘開始


スリバチ状の地形の底、動けなくなった脱出機の前方には300匹近いゴキブリの群れ。
後方には中国機と能力持ちらしき大型の個体。

アドルフは前方を引き受け、後方はイザベラに一任。
投げナイフに電撃らしきものを這わせ、ゴキブリが持っている銃を爆破するアドルフ。
コートに隠された素顔と能力が明らかになる時が来た。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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