テラフォーマーズ ネタバレ感想

(39)DIE HARD 不落の蛄

クロカタゾウムシ


U-NASA、そしてバグズ計画の生存者の言によれば、火星には2種類の生物しかいないとされていた。
テラフォーミング計画のため、およそ500年前に地球から持ち込まれたゴキブリと、
ストロマトライトを改良し寒さに耐えられるようになった苔だ。

しかしながらゴキブリは数百年の間に異常な進化を遂げており、
またバグズ2号がもたらした食用のカイコガが火星でテラフォーマーに養殖されているらしい。
そのカイコを食べて動物性のタンパク質を栄養源とし大柄に成育した個体。
元々はバグズ2号のジャイナ・エイゼンシュテインが持っていたクロカタゾウムシの甲皮を身に着けている。
クロカタゾウムシは最も固い昆虫として知られ、
標本にする際には針が刺さらないため糊付けされるのだという。

20年前、ジャイナはテラフォーマーに襲われた時この能力を発現し見事に銃弾を防いだものの、
大勢の敵に押し包まれて身動きができなくなり、硬質化していない首をちぎり取られて死亡した。
もし彼女が全身をくまなく硬質化させることができたら、
少なくとも物理的な衝撃で死に至ることはなかったかもしれない。
そして今、マルコスと慶次が対峙しているテラフォーマーは全身がその甲皮で覆われているように見える。

打撃はやはり通らない。ならばサブミッションとマルコスはセオリー通りの判断を下すが、
テラフォーマーの丸太のような腕はびくともしない。
目を狙って石を叩きこむも、眼球にめり込んだはずの石の方が砕ける有様だ。

マルコスの攻撃を意に介さず、カイコガの成虫を食べ続けるクロカタゾウムシ。
その重い拳を不意に地面に叩きつけると、大地が振動とともに割れ大きな穴が口を開けた。
もはやドラゴンボールの世界、
マルコスも思わず「昔のマンガじゃねーんだから」とツッコまざるを得ない。
小町の洞察によれば、急激に地下の氷が溶け地盤が不安定だったところに誘い込まれた可能性がある。

 

テラフォーマーの策


日米第一班の主力を穴に落とし、脱出機と引き離すのがテラフォーマーの策だとしたら・・・
マルコスはその意図に気づくとゾウムシの相手を慶次に一任し、自らはその俊足で崖を一気に駆け上がる。
穴を登っても特に妨害とかはされないのね。

脱出機のそばで様子を伺う三条加奈子を狙い、高所からテラフォーマーが投石器をスタンバイしていた。
アドルフの命を奪ったあの縄式の投石器だ。
テラフォーマーの頭ほどある大きな石が高速で放たれる。
その軌道は正確に加奈子の頭を狙い・・・

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彼女の頭部を無残に抉り取ろうとした寸前、
ゴキブリ以上と言われるアシダカグモの瞬発力をもってマルコスが石を止めに入った。

穴の上下でそれぞれの戦いが始まる。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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