テラフォーマーズ ネタバレ感想

(44)BOXER ボクサー

シャコ


今回はシャコの生態について解説にページが割かれている。
曰く、全身凶器。
水槽を割り、水中でダイバーの指を折るほどの強力なパンチ。
甲殻類特有の硬い殻に加え全身にトゲを持ち、尾でも斬りつける事が可能。
そして驚異的な視力を持つ・・・「ぼくがかんがえたさいきょうのいきもの」だ。

一方でシャコの弱点はその大きく飛び出した目。
視力がいいからこそ目に頼る部分があり、眼球をやられるとなすすべがないという。

鬼塚慶次はクロカタゾウムシ型テラフォーマーの強烈な一撃により穴の壁に叩きつけられ、
右目の視界がなくなっていた。左腕も動かない。折れたか?

 

ボクサー


それでもまだ立ち上がれる。立ち上がれるから立つ。
それはMO手術で与えられたシャコの能力ではなく、慶次自身が持ちうる武器-
ボクサーのハートだ。

疲れた。もう休みたい。俺はもう充分やった。
頭ではそう思っているのに、もう少しだけ頑張れる…あと1ラウンドだけ…
いつもリングの上でそうしてきたように、慶次は足を動かす。

が、右目がふさがり死角となった所へゾウムシは巧妙にカイコガの糸を巡らせ、
慶次の足を止める。その隙をついた上段蹴りが慶次を軽々と舞わせた。

吐血。明らかに内蔵にダメージがある。
それでも立ち上がる慶次を支えているのは、火星行きを共にする仲間の存在だった。
自分の名を呼び、頼ってくれる仲間がいる。
それが彼の意識を保ち、肉体を支え続けていた。

テラフォーマーの正面にたち、最大出力でその拳を打ち込む。

44_1

慶次がシャコに殴られているように見えるがそうではない。

 

シャコの一撃は22口径の弾丸と同等の威力を持つ。
それが人間大で、水の抵抗がない状態で放たれたなら・・・!

先程までとは逆の光景だった。

テラフォーマーは大きく弾け飛び壁に叩きつけられ、意識が朦朧としている。
その胸にははっきりと拳の形が刻み込まれた。

食道下神経節を体表の上から破壊され、テラフォーマーはダウンする。
脳は無事でもここをやられるとテラフォーマーは体の自由が効かない。

10秒経過、慶次は勝利の拳を掲げ立つ。
一発で相手を倒せるパンチがあるなら最初からそうしろと言いたい。
この漫画は「ピンチ→回想→気合でパワーアップ」のパターンに頼りすぎて
やや展開が雑な気がする。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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