テラフォーマーズ ネタバレ感想

(56)A PLAN あるプラン

そもそも論


U-NASA本会議場で各国首脳が相手の出方を伺う中、中国代表が話を切り出した。

そもそもMO手術を施したコミックヒーローを戦力として火星に送る事自体が非効率で非現実的であると。

テラフォーマーに対処するだけなら無人兵器や薬品の類でどうとでもなるのに、各国がMO手術に固執したのは兵器としての性能向上を目指した人体実験の口実にすぎなかったと。

中国は武装した救助艦を配備済みであり、マシントラブルで救助艦を準備できなかったアメリカに代わって救出作戦を主導すると宣言する。

アメリカ大統領グッドマンは議場のテーブルの下で拳を固く握り、怒りに震えていた。救助艦が飛ばないのは中国の破壊工作のせいだ。だがここでそれを言えば地球で戦争が起こる。

各国の首脳たちも、中国の筋の通った建前に表立った反論はできないのだった。

 

脱出機


合流地点であるアネックス1号へと脱出機を走らせる小町だが、ミッシェルとの会話が噛み合わない。

それは火星到着初日のSOSについてだった。

ミッシェルら日米二班は一班とローマ班からのSOSをキャッチしていたが、小町の一班はSOSを打っていない。

確かに作中でも一班が救難信号を発した描写はなく、いつ誰が打ったのか不明なままであった。

・・・何かがおかしい。彼らが抱える疑念はより一層濃さを増していく。

 

アネックス1号


小町らが間もなく到着しようとしている、墜落したアネックス1号の前。

何体かのテラフォーマーたちがそれに近づこうとしていたが、地雷によって足を吹き飛ばされ宙へ舞った。

そのテラフォーマーを片手でつかみ、整列する隊員たちに生け捕りの仕方を講釈する眼鏡をかけた髭面の男。

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第四班班長、劉 翊武(りゅう いーう)であった。

彼らの目的は生まれつきMOを持つ「奇跡の子」、ミッシェルと燈を「サンプル」として捕らえることらしい。

火星調査における戦いは人類vsゴキブリの生存競争ではなく、人間同士の戦争へとその様相を変えつつあった・・・。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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