テラフォーマーズ ネタバレ感想

(74)WEARY WIDOW MARCHES 戦士の魂

紅(ホン)の無力化に失敗したアレキサンダー・アシモフの亡骸を前に、死を賭した戦士へ敬意を表す劉。

彼もまた人間であり、血も涙もない外道ではなかった。

アレキサンダーは中国が使えるミサイルの発射装置をすでに破壊しており、実用できるのはミサイル車両の一門だけ。

本命のミッションは果たせなかったものの、せめてもの一矢を報いたと言えよう・・・。

 

小町


中国班を相手に無双したものの劉の毒にやられて昏倒していた小町。

絶体絶命のピンチを間一髪でロシア班に救助され、イワンの介抱を受けながら現在は脱出機でアネックスから遠ざかっているところだ。

起き上がった彼が最初に見たものは携帯食糧を乱暴に食べ続けるアシモフと、憔悴したロシア班のメンバー、そして加奈子たちだった。

アシモフは若い兵士を死なせている自分を責める。食糧を食べつくすと彼の腕は瞬時に再生した。

ここまで再生が簡単だとあまり緊張感がない。瀕死でも豆一粒で全快したり死んでも生き返るドラゴンボールほどではないが。

 

アシモフは小町に知っていることを話すと言う。

読者の期待に反し、ピラミッドで何をしていたかというような内容ではない。話題は紅(ホン)をはじめとした中国班の能力についてだった。

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思わせぶりな言い方しやがって・・・。

 

中国班の能力


情報部の推測まじりだが、と前置きして話し始めたアシモフによれば。

中国班の面々がその身に施しているのは「不完全変態手術」と呼ばれているもので、「人間の姿のまま手術ベースの能力を引き出せること」を目的としているらしい。

これにより、ボディチェックを恐れずに(注射などの薬を用いずとも)テロや暗殺行為が可能になるというわけだ。

まさに理想的な人間兵器と言えるが、反面で常時能力を発現させているために感覚が異常に鋭敏になっていたり、無意識に毒を放出していたりしておよそ普通の日常生活を送ることができない。

中国班はそういった人間としての日常を捨てた者の集まりなのだ。それほどの覚悟を持っている敵は強い。

劉たちがロシアの戦士を敬するのと同様に、アシモフもまた中国班を認めざるを得なかった。

 

脱出機の行く手


アネックスから逃げおおせた日米1・2班の脱出機2台。行く先はわからないが劉は見当がついているらしい。

膝丸燈とミッシェルの身柄が目的の中国は当然追撃をかける。

その目論見を承知のロシア班(小町と加奈子を含む)はその背後から追う構図だ。

 

その脱出機の正面に陣取り、片腕一本で脱出機の前進を阻む巨躯のテラフォーマー。

次の相手はこいつだ。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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