テラフォーマーズ ネタバレ感想

(76)ANTS アリと人間

毎回、親切になんらかの形であらすじが示されているテラフォーマーズ。
逆に言うとそれだけワケワカメな展開になっているということ。

ついでに毎週発表されている累計出版部数がジリジリと増え、気がついたら523万部になっていた。
そろそろ何らかのメディアミックスがなされてもおかしくない。

第6班のジョセフと合流するためロシア班を置いてアネックス本艦を離れた日米1・2班の脱出機だったが、道中で弾丸蟻の能力を持ったテラフォーマーに阻まれる。

弾丸蟻はバグズ2号の艦長ドナテロの手術ベース。ミッシェルはその実の娘だ。
20年越しの再会。ミッシェルは静かに滾っていた。

 

静かな怒り


激高し殴りかかっていくかと思いきや、彼女は「覚悟はしてきた」と告げる。自分は至って冷静だと。

膝丸燈はオオミノガの糸の能力でテラフォーマーを縛り、さらに脱出機に糸を結んでテラフォーマーの周囲を走らせることでより拘束を強固にする。

「たまたま腕の形が似ているだけのお前に何の執心も切情もない」
ミッシェルの表情はあくまで普段と変わらない。

 

幼い日に庭で蟻の行列を眺めていた自分と亡き父の遠い記憶が頭をよぎる。

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ちょっとばかり天使すぎる幼少期のミッシェルであった・・・

 

緊縛されたテラフォーマーのみぞおちに、背中まで衝撃が突き抜ける右のショートアッパー。

そして2度、3度。拳の重さが糸を通して燈へも伝わる。
その重さが、彼女の内に秘めた怒りを雄弁に語っていた。

テラフォーマーの胸殻に音を立てて亀裂が入る。
あとは内側にある神経節を破壊すれば身動きできなくなり、サンプル確保だ。

ミッシェルは爆弾蟻の能力を持って止めを刺すべく、指先から燃料物質をしたたらせ貫手で襲いかかった。

「止めだ」

 

ページをめくると大方の予想通り、一発大逆転。

指2本のデコピンではるか後方まで数十メートルふっとばされてしまうミッシェル。
まるでドラゴンボールのような吹っ飛び方&岩盤への激突であった。

身動きできない状態から指先だけで戦況を覆す巨漢テラフォーマー。戦略も戦術も関係ない、ただの暴力。
勝ちを確信したら負けというテンプレート通りの演出はいい加減食傷気味ではあるが、お約束ということで納得しよう。

 

「でも知ってるかいミッシェル」

「アリさんはね」「全部の虫さんの中で一番」

「力持ちなんだよ」

かつての父ドナテロの言葉が具現化してミッシェルの身に降りかかる。

 

燈はこの敵を抑えきれるのか。顔には冷や汗が伝っていた・・・。

 
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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