テラフォーマーズ ネタバレ感想

(78) THE FULLMETAL ALCHEMIST 戦闘の科学

謎の新型テラフォーマーの正体は「マイマイカブリ」!

マイマイとはカタツムリのこと。

カタツムリの中身を消化液で溶かして飲むという恐ろしい肉食昆虫なのだが、その際にカタツムリの殻へ頭を突っ込んで被っているように見えることからマイマイカブリと呼ばれている。

マイマイカブリ

 

というわけで燈の糸を溶かしたのはマイマイカブリ型テラフォーマーが放出した消化液、すなわち酸。

燈の糸がどれだけ強靭でも、それを構成するのは生物由来のタンパク質。物理的なエネルギーには強いが化学的な作用には弱い。

 

ミッシェルは揮発液を吹き矢のようにマイマイカブリめがけて噴射するが、横にいたパラポネラ(弾丸アリ)が大きく息を吸うと空気中の揮発液はそちらへ吸い込まれ、またしても物理的に破裂を抑えこまれてしまう。この筋力、もはや何でもあり。

パワー型のパラポネラと技巧型のマイマイカブリに連携されたらマズいと思いきや、分断策を取ったのはゴキブリ側の方。燈の糸の一端を持ったままのマイマイカブリをパラポネラが担いで放り投げると、それに引っ張られて燈も遠方へ吹っ飛んでいく。

 

タイマン勝負


大方の予想通り、パワータイプ同士、テクニシャン同士の対決という構図。

燈いわく「最近はどうも俺…糸を出す便利な生物としか見られてねえみたいで悲しいぜ」

そういえば燈は変身前の生身で熊を倒すほどの格闘家だったが、読者も作者も忘れていたことだろう。当ブログの筆者も完全に失念していた。

 

構えを取る膝丸燈。対峙したマイマイカブリもまるで武術のような構えを見せる。袴状の布のせいで足の動きが見えない。

「す…隙がないーーー!!」

古流柔術の使い手にそう言わしめるほどのマイマイカブリ。
まるで格闘ギャグ大作「BAKI」の解説ポジション・本部以蔵が観客席にいるかのような錯覚を与える。

 

睨み合う両者の間に、ふと白い煙が立ちのぼり視界を遮る。

どうやらマイマイカブリが足から消化液を出し、地面の苔を溶かして煙幕を張ったらしい。

一瞬の隙を突かれ、顎先へ左のスクリューパンチをもらった燈。脳震盪まっしぐらコースだが、燈の体は反射的に動いた。大きく突き出した左腕が、相手の肩を取る。脇固めが極まった! これが燈が人類として修練の先に身につけた武術である。

 

人間同士ならこのままギブアップで試合終了だが、燈は躊躇なくそのままマイマイカブリの左腕をへし折り、上腕部からもぎ取る。スカッとフラストレーションが発散できたのも束の間、それが過ちだったと瞬時に燈は気づいた。

テラフォーマーには痛覚がない。構造的に動きを止めない限りは攻撃をやめない。人間相手に積み重ねた修練が仇となり、燈は最悪の隙を作ってしまった。

 

消化液が来る・・・! 失明を恐れて顔をガードした燈。だがこれも失策であった。

マイマイカブリが袴の中から取り出したのは…拳銃。

予想外の銃撃をみぞおち、脇腹、ヘソと3発叩きこまれてしまった燈。
果たして彼のダメージは!?

つづく

 

なお今回の副題「FULLMETAL ALCHEMIST」は荒川弘の代表作「鋼の錬金術師」の英題でもある。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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