テラフォーマーズ ネタバレ感想

(81)DADDY 加護

せっかくの消化液もサスマタも大して効果的な使い方ができず、まさかの拳銃で燈の土手っ腹に3発もぶちこんだのに結局よくわからない忍者刀+「守りたいものがあるんだー!」的な気合で一刀両断されたマイマイカブリ型テラフォーマー。漫画的に空気読んで燈の回復を待ち過ぎたのが敗因である。目に見えて展開が大雑把になってきた。

 

ミッシェルの回想


さて、場面はもう一対の戦闘へと切り替わる。ミッシェルとパラポネラ型テラフォーマーの超物理対決だ。鎖骨と頬骨に亀裂が入り、頭から地面へ激突するミッシェル。

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このピンチに回想シーンに突入するあたり、またしても精神的な要因でパワーアップしてしまう予感がする…!

 

ミッシェルが目を覚ましたのは病院のベッドだった。時は11年前。13歳の頃だ。

建物のガス爆発に巻き込まれ、一緒にいた友人らがそろって重傷を負ったにも関わらずほぼ無傷であったミッシェル。母は不幸中の幸いだと言うが、実際は違っていた。

この時ミッシェルは己が普通の人間とは違う体質であることを知った。そしてそれを「悪魔の力」と信じ、そのせいで父ドナテロが自分たちを捨てたのではないかと疑いさえした。

ドナテロ・デイヴスはアネックス計画の前身であるバグズ2号の艦長として火星に赴き、そこで任務中に本多博士の破壊工作を防ぐために戦って死んだ(破壊工作の実行犯の一人が蛭間一郎である)。当然、死の真相は機密として伏せられていた。

ミッシェルは真実を知るために火星探索チームへと入る。22歳でオフィサーとなった彼女は真っ先に資料室へ向かった。そこで機密情報へアクセスした彼女は、自分の体質が父から受け継いだ魂であったことを知る。

呪われた力だと思っていたものが誇るべき父の加護であったと知り、彼女は涙を流した。

 

専用武器


回想→覚醒→勝利という、近年の少年ジャンプのお約束がここでまた発動。テラフォーマーが放った追撃の鉄拳を頭突きで粉砕し、立ち上がって力を溜めたミッシェルは地面を蹴り空中でY軸一回転。遠心力の乗った拳をパラポネラの顔面に突き立てる。木村タツヤのドラゴンフィッシュブローをもう一回り派手にしたような大技である。

超人的な動きの秘密は専用武器だ。

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肘、背中、踵に小型のジェットパックのようなものが見える。これで瞬間的に運動速度を上げ、物理攻撃のインパクトを増すということなのだろうか。

 

「見つけたよパラポネラ…死ねねェ理由と ここで私がお前と決着をつけなければならない理由がな!」

よく分からないがさっきの回想で何かを見つけたらしい。さすがに血が上っているのか、ちょっと日本語もおかしい。

「さぁ 立て」

大見得を切って次回に続く!

 

ミッシェルのスペック


ミッシェル・K・デイヴス:マーズランキング…「5位」!

使用武器:対テラフォーマー起爆式単純加速装置「ミカエルズ・ハンマー」

大天使の名を冠するとんでもなく中学二年生なセンスだが、これは自分でつけているのか…? ちなみに「ミッシェル」は「マイケル」と同様、大天使ミカエルに由来する名前。

 

さて、マーズランキングの残りは1位と4位。

主な候補者はジョセフと小町だ。ジョセフの能力はほぼ未知数だが、単独戦闘でうず高くテラフォーマーの死体を積み上げた描写があり実力は底知れない。小町はタイマンの肉弾戦ではほぼ無敵だ。

今回の注釈で「マーズランキングはあくまで捕獲を前提とした制圧能力のランキングだ」と念を押している。要するに生け捕りのランキングと殺戮のランキングは異なり、後者で並べればミッシェルはもっと上位だということなのだろう。殺戮という点では呼吸するだけで周囲一体に死をまき散らす紅(ホン)が最強ではないかと思うが…。

劉翊武ら中国班は政治的な工作により順位を捏造していたし、能力も嘘の申告がまかり通っていたのではっきり言ってこのランキングはもう体をなしていないのだが、それでも読者の興味を引きつけるには有効な仕組みだ。個人的には、ジョセフと小町の他に伏兵がいるのではないかと思っている。

(追記:ジョセフが1位でした)
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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