テラフォーマーズ ネタバレ感想

(87)TOUCH AND “G”! 断弦の足音

ミッシェル・燈・八重子・アレックスを捕縛して脱出機へ乗せ、劉との合流を急ぐ爆(バオ)。

行く手に現れたのは地平線を覆い尽くすほど黒々としたテラフォーマーの群れ。

爆の能力は未知数だが、果たして・・・?

 

不利


脱出機の上で燈の専用武器である忍者刀を振るう爆。
未だ変態せず、剣技と運動能力だけで群れから飛び出した尖兵を斬り伏せていく。

ミッシェルと燈を驚嘆せしめるほどの体捌きではあるが、それを考慮してもあまりに数が違いすぎる。
ひと目で数千匹以上。例えこの場の全員が変態しても勝負になるとは思えない。

表情を崩さない爆ではあるが、数敵不利はいかんともしがたく作戦を切り替えた。
脱出機の前面に拡散フェロモンを撒き、そして群れを引きつける「囮」を脱出機から放出する・・・

 

爆の説明はこうだ。

ゴキブリの拡散フェロモンは群れが密集しないように分泌される信号物質であるが、
脳が進化したテラフォーマーはフェロモンによる誘引よりも目的や意志のようなものが勝つ。

テラフォーマーが狙う人間には優先順位があり、

(1)奪えるような道具を持っている者
(2)単独でいる者
(3)負傷者
(4)女性


の順に襲われやすいことが報告されているらしい。
なぜ女性が優先されるのかは分かっていないが、引きつけられるような動きを示すのだとか。

 

絶体絶命


爆の選択は、八重子を車外へ放出することだった。

拡散フェロモン、女性の放出、脱出機の右急旋回による進路変更。
これらの作用により一目散に向かって来ていたテラフォーマーの群れの意識は脱出機から逸れた。
新たな目標は・・・一人火星の地面に落下した八重子だ。

そして、その八重子に手を差し伸べ自らも脱出機から飛び降りた人影があった。
アレックス。

変態アンプルは爆に壊されてしまった。生身な上、銃撃による負傷も抱えている。
今のアレックスではテラフォーマーの群れを相手に数秒も耐えられないだろう。
それでも仲間意識を超えた特別な感情が彼を反射的に突き動かしたのだった。

自分のことは置いて逃げろと促すアレックス。
八重子は震えながらアレックスの頭を抱き、握りしめた変態ガムを己の口へ運ぶ・・・!

テラフォーマーズ_八重子のガム

つづく

 

ミッシェルや燈は主人公補正で絶対死なないだろうという安心感から、どつきあいの戦闘が間延びして長く感じられた。
「はいはい、どうせ回想→覚醒→勝利の方程式なんでしょ」という予想の域を出ず(王道なのは別によいが)、特に感情移入できるような盛り上がりもなかった。

だが八重子やアレックスあたりはいつ退場してもおかしくない。
火星到着初日のように顔も名前もある仲間が一瞬で惨殺されていく展開が最近はなかったので、
この辺りで波乱の展開はあるかもしれない。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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