テラフォーマーズ ネタバレ感想

(89)SWEET HEART HERE 剣士見参

眼前にテラフォーマーの大群が迫る中、爆(バオ)によって脱出機から放り出された八重子。それを助けようと飛び降りたアレックス。
だが八重子の能力である臭気は新型テラフォーマーの水鉄砲により潰され、アレックスは変態用アンプルもなく満身創痍。
万事休すと思われたその時、まるでコミックヒーローのように登場したのはローマ班長、ジョセフであった・・・!

ジョー


火星に着いた直後に脱出機が網に捕らえられ消息不明だったものの、ドイツ班のアドルフが自爆した後に戦場へ様子を見に来るなど謎の単独行動を取っていた。班員たちはどこかの洞窟で隠れている様子が描かれている。

ようやく姿を見せたジョセフ。彼は高校三年にして陸上十種で金メダルを獲り、EU最高の大学へ一般受験で進学したあとダブルスクールで空軍幹部学校も卒業。生物学と航空宇宙工学の修士でありながら空軍へ…という驚異のスペックを持つ。その上ギリシア彫刻のような美しい肉体を備えていた。

上半身裸で現れたジョセフに驚く八重子。と同時に変態していないことに気づく。右手には身の丈ほどの大剣。ゴキブリを真っ二つに切断していたものはこれか。デザインはピラミッドにあった剣とよく似ている。

ジョセフはパンツの中をまさぐると鳥類型用アンプルを取り出しアレックスへ投与を促すと、八重子の傷も薬を使えば治ると肩を叩く。

そしてまるで寝ているかのように静かに呼吸を整えながら目を閉じ、テラフォーマーの接近を待った。
ゴキブリの手が己に触れてから受け流し、相手の体勢を崩して一刀両断。

「纏めて来い」

並のゴキブリを物ともせず、片手で大剣を振り回し敵の群れを切り開く。
棍棒を振り回す敵の力を利用し、八重子とアレックスを担いで跳躍。一足飛びに小型飛行艇へたどり着くと八重子に操縦を任せ、自分は舳先に立って迫るゴキブリをなぎ倒す。
なぜ敵軍が遠距離攻撃をしてこないのかは分からないが、無双ゲーの雑魚のようにワラワラと湧いては斬り飛ばされていく。

火星の地面を疾走する小型飛行艇はあっという間に爆が操る脱出機に追いつく。
脱出機の後輪を利用し小型飛行艇ごと上方へ跳ね上げ、ミッシェル・燈が拘束されているキャビンへ余裕の帰還。

テラフォーマーズ_ジョセフ

品種改良


あれだけの数のテラフォーマーを相手にしても息一つ乱れていないどころか、返り血すら浴びていない。
主人公クラスの補正で大味な戦闘が多い最近のテラフォーマーズにおいてさえ、さらに上を行く異常な能力を持つジョセフ。
彼の出生にはある事情があった。

サラブレッドのように、優れた能力を持つ人間だけを何世代にも渡り交配させた血統の本流。
600年以上の時間をかけ生み出された品種改良の結実がジョセフなのだという。
生まれながらに人類として最高レベルの身体能力、知能、容姿、病気への抵抗力を持ち、それにMO手術を加えたことで比類なき戦闘能力を有している。
初めから、彼が最強となることはわかっていた…。

マーズランキング1位、ジョセフ・G・ニュートン。

絢爛たる一族の出である彼がなぜMO手術を受け火星へ来たのか。
何を目的として行動しているのか。物語は大きく動き出す。

 

余談


・ニュートン一族
ニュートンと言えばバグズ2号の計画責任者、アレクサンドル・グスタフ・ニュートン。
ラハブについて何か知っているような節を匂わせたものの、結局何がしたかったのかよくわからないまま本多博士に振り回されて終わった人物だが、どうやら彼がジョセフの何代か前の当主のようだ。

・ジョセフの大剣
これ見よがしに描かれた剣の刻印

M.A.R.S.1
George S.

テラフォーマーズ_ジョセフの剣
広告

週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

Return Top