テラフォーマーズ ネタバレ感想

(100)CRIMSON RED 百鬼の瞳

祝連載100回!というわけで今号には他誌で連載中のスピンオフ作品3本が出張掲載。

ついでに好きなキャラを指定できるサイン色紙プレゼントもあるよ!

 

ミナミハナイカ


アンボイナ型テラフォーマーに刺されて重症の爆(バオ。)

次に狙われた紅(ホン)の救出に現れたのは、劉 翊武の元へ加勢に向かったはずの西(シイ)だった。

彼女の能力はハナイカの持つ身体のカムフラージュ。周囲の環境に合わせて体表の色彩を変化させて見えにくくする…というもの。

漫画上では擬態というよりはほぼ「透明化」のような表現で描かれている。

なので攻撃的な能力を持っているわけではないが、彼女自身が習得している中国武術により素手でテラフォーマーの甲皮を割り神経中枢へダメージを与えることができる。

 

カムフラージュの特性を活かすためには服を脱がなければならないので、西の戦闘シーンになるとムムッ!?と目を見開く読者が多いと言われているが、このブログの筆者もその例に漏れない。

が、前回予想したとおり慶次の目には擬態が全く通用しておらず、この能力は意味を成さない。さらに毒素がまだ船内に残留しているからという理由で、いそいそと防護服を着る西であった。悪い意味で予想を裏切る展開、これがテラフォーマーズ記念すべき100回目の概要である。

 

慶次の違和感


さて、どうにも慶次には緊迫感が足りない。西に服を着ろと悠長に注意したり、西が隙を見せた時にも女は殴らないなどと宣っている。

が、今はそんなことを言っている状況なのだろうか?

 

今回はカウントダウン表記がなかったものの、船内に残留している毒素のせいで慶次らが滞在できる時間は限られている。

慶次だけでなくエンジニアたちも同様の制限を課せられており、艦内にいる戦闘員は慶次だけ。つまり彼らエンジニアたちの命を慶次が預かっている格好だ。

さらに電波塔の奪還に失敗すれば中国の裏切りを地球へ伝えられず、火星へ向かっている中国の宇宙戦艦が到着し、中国班以外が皆殺しになる恐れがある。

慶次の腕にかかっているのはまさに日米欧露、全員の命運。

 

その状況下にありながら、最優先事項である電波塔の制圧を後回しにし、職業軍人である西を前にして「女は殴らない」などというのが果たしてカッコイイ筋の通し方なのか?という点についてはかなり疑問を感じる。

決め台詞なのに全然「決まっていない」のである。

140619

本人はカッコつけてるつもりだが、武術家であり軍人でもある西を侮辱した言葉ではないだろうか。

自分の信条を曲げてでも仲間のために汚れた役割を引き受け、その拳に消えない汚点を残すのがこの場合のカッコつけるということではないかと思う。

そりゃ漫画だから、彼が自分の美学を守った上で最後には勝利を掴むであろうことはわかりきっているのだけど、見ている側と温度差がありはしないか。

緊迫した場面にちょいちょい差し込まれるギャグと相まって、どうにも薄ら寒いのがこの頃少し気になっている。

 

今回のあらすじ


・西、裸のままアンボイナ型を蹴り殺す

・慶次、全裸の西に服を着ろと懇願、着替えをのんびりと待つ

・着替えが終わった西、床が割れるほどの踏み込みで慶次へ打突

・実は打点をずらしてダメージを避けていた慶次、後ろから西をつかむ

・「女は殴らない」宣言、再び構える西。次回へ続く!
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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