テラフォーマーズ ネタバレ感想

(104)THE MOST FEARLESS ANIMAL 無敗の珍獣

地球との通信回復を目指し、中国班から電波塔の制御を奪おうと画策しアネックスへ侵入した日米班。

床面の亀裂から侵入し、秘密裏にハッキングを始めたウォルフらエンジニアチーム。

アネックス艦内には紅(ホン)の細菌兵器による毒素が残留しており、防護服を持たないエンジニアたちは10分程度の滞在が限度。

時間内にハッキングを終わらせるためには、エンジニアチームが全員で協力し端末に向かう必要があった。

防衛にあたる中国班の西(シイ)、爆(バオ)、紅は制御室の前で鬼塚慶次に足止めされており、エンジニアチームの侵入には気づいていなかった。

このまま作業が進めば電波塔のコントロールが手に入る…そう思った矢先、床の亀裂からテラフォーマーが1体這い上がり、エンジニアたちに襲いかかる。

やむを得ず体を張って食い止めるウォルフ達。その物音で外にいた中国班と慶次は異常に気づき、ドアをぶち破って室内へ踏み込む。

ハッキングを進めたいエンジニアチームと慶次。それを阻止するのは中国班の3名。両者の共通の敵として能力持ちのテラフォーマーが1体。

狭いコントロール室で、3つ巴の混戦が幕を開ける・・・

珍獣ラーテル


能力持ちのテラフォーマーがベースとしているのは「ラーテル」というアフリカのイタチ。

ラーテル

(画像はwikipediaより)

日本ではあまり馴染みのない名前だが、「世界一怖いもの知らずな動物」としてギネスブックに載っているらしい。

主な武器は牙と鉤爪に加え臭腺からの分泌液、そして無類の堅牢さを誇る毛皮。さらにヘビの神経毒にも耐性を持つという超戦闘向きの生物だ。

作者曰く「食物連鎖の外にいる生物」。

 

そのラーテル型を前に、西と慶次はそれぞれの思惑を巡らせていた。

西はハッキングを止めるためすぐにでもエンジニアたちを皆殺しにしたい。だが慶次がそれを邪魔するし、ゴキブリは紅を狙おうとしているのでそれを防ぐ必要がある。

慶次はエンジニアたちを西やゴキブリから守ることを考えているが、どちらかを相手にしている間にもう一方がエンジニアを殺してしまう。この間にも毒素が体を蝕んでおり残り時間はもうない。

 

慶次が下した決断は「床を割って全員下に落とす」こと。コントロール室の床がまるごと抜けるほどの突きを床に放ち、落下するエンジニアたちは竜一・竜二の糸の能力でカバー。

こんなキャラいたっけ?

竜一竜二

 

紅は西がやさしく抱きとめて受け身。

慶次や爆(バオ)はそのまま床に激突。

糸をひっかけた反動で積み上げていた重機が崩れ、上の階へ戻るルートは失われた。これではすぐにハッキングを再開することは不可能。

この場は生きて逃げ延びることが先決となる。

共闘


西と慶次がどれだけ殴ってもラーテル型ゴキブリは平然と起き上がる。焦れて歯噛みする慶次。

装甲が厚くてダメージを与えられないのなら、衝撃を内部に伝えて中から破壊すれば・・・!

西は考えた。中国武術の達人である彼女ならそれができる。だが彼女も毒素の影響でパワーが半減している。

ここはやむを得ない。

文字通り慶次と手を組み、西は言う。

「タイミングだけ合わせろ。お前は思い切り打てばいい。野郎の内蔵にお前の拳を私が伝える」

慶次の破壊力はまだ生きている。それを西がアシストしてゴキブリを内部から揺らす作戦だ。即興でそんなことができるのか西さん!

 

まあ普通にできちゃうんだろうが、問題はその後だ。

単純な2者対立になった場合、戦力では西と慶次がほぼ互角。爆はアンボイナの毒で動けない。紅は毒を使えば皆殺しだが今のところそれをやる気配はない。日米班は慶次しか戦闘員はいない。

毒を防げるのは西と紅だけ、残り時間は2分ほど。

ハッキングを第一目標とするならば、エンジニアが犠牲になって死を覚悟しながら作業に復帰する手がある。

その場合西の妨害が入るので慶次が護衛することになり、要するに日米班は全員決死となる。

不確定要素として現れる可能性が高いのは、船外にいて爆クローン数人を相手にしているはずのアラクネバスター・マルコス。

まあ真面目に考えるだけ無駄なので、素直に来週を待つことにしよう。

つづく
広告

週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

Return Top