テラフォーマーズ ネタバレ感想

(107)「MESSAGE 悲響」

長い展開を経てようやく電波塔のコントロールを奪還し、地球と火星の通信回復に成功した日米班。

劇中の時間はわずか十数分に過ぎないのだが、やっと終わったかという気がする。

他のチームがどういった状況なのか、もう定かで無い読者がほとんどだろう。特に小町らの存在感は皆無だ。

通信回復


アミリアは瀕死ながらもまだ生きていた。

通信回復にどよめく地球のU-NASAは、固唾を呑んで火星からのメッセージを待つ。

状況を察知し冷や汗を垂らす劉 翊武だが、中国班はすでに次の手を打っていた。

自動修復プログラムである。

 

システムが正常な状態へ戻された場合、自動的にそれを検知し再び通信機能を遮断するよう組まれたプログラム。

このプログラムが効力を発する前に地球へ伝えなければならない…。

今回の通信機能回復はアネックスに設置された電波塔が出す強力な妨害電波をストップし、火星と地球間での通信を可能とするものだった。

各班が乗り込み拠点としている脱出機にも単独で地球と交信する能力はあったはずだが、今オープンになっているのはアネックスの回線だけのようで、他の班が自ら地球とコンタクトをしようとする描写はない。

全てはアネックスでコントロールパネルの前に座る、瀕死のアミリアに託されていた。

アミリア


アネックス艦内に残る細菌毒素の影響を最小限に抑えるため、クジラの潜水能力を用いて生命維持に必要な最低限の器官以外をストップしていたアミリア。

そのため肺の機能を回復させるのに少々の時間が要り、また肺を動かしたら動かしたで血が気管に入り込んで声が出ない。

震える手でマイクをつかみ、彼女が涙とともに絞り出した言葉は

「助けて」

中国が、と言おうとしたアミリアだったが、その言葉は突如割って入ったテラフォーマーの鳴き声でかき消された。

そして静寂が訪れるU-NASAの通信室。通信時間はわずか12秒。アミリアがどうなったのかをうかがい知ることはできない。

宇宙艦


中国班が組織的な犯罪行為を働いていることを伝えることはできなかったが、救難が必要な危機的状況にあることは地球側も十分理解した。

その一言で、少なくとも各国が救援のために宇宙艦を出す理由にはなる。

すでに火星の軍艦(公式には救助艦)が火星の近くまで向かっているが、他にも2隻の艦が情報非公開のまま急行していた。国名は伏せられている。

劉翊武の決断

事態の変化により、劉 翊武はサンプル確保の後に火星脱出すると部下へ伝達する。

劉が確保目標として指示したのは「膝丸燈の遺体」であった…。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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