テラフォーマーズ ネタバレ感想

(77)the house of wolves 知性の巣

父ドナテロの手術ベースを乗っ取ったと思しき、弾丸蟻・パラポネラの姿を有したテラフォーマー。

対する娘・ミッシェルは静かな怒りを内に滾らせ、眼前の仇敵へ挑むが指先ひとつではるか後方へ吹き飛ばされ撃沈。

なおも糸で緊縛を続けようとする燈だが・・・?

 

筋力を極めると爆発にも勝てる ・・・?


ミッシェルが持つバクダンオオアリの能力の原理はこうだ。

揮発性の体液を手刀で相手の体内へ一気に注入する。

逃げ場を失った揮発液が相手の体内で急激に膨張し、内部から突き破るように破裂する。

それだけの威力を生み出すためにどれほどの量の液体を注入するのか、ミッシェル自身が揮発液を体内でどうやって貯蔵しているのかがよく分からないが、その辺はモザイクオーガンがあればなんでも解決できる。多分。

 

というわけでミッシェルは接触の瞬間にすでにパラポネラへ揮発液を差し込んでいた。

インパクトの瞬間からやや遅れて破裂・・・!

という燈の期待をよそに、パラポネラは全身で力むことで体表が膨張することを防ぎ、手刀で開けられた傷口から気体を逃してしまう。

揮発液が気化して膨らむ圧力よりも筋力のほうが強かったらしい。

 

これには燈も目をむいて驚愕するが、それでもなお糸は千切れない。

身動きできないまま、ゴキブリは何かを思い巡らせていた・・・。

 

どこかにある、テラフォーマーの養蚕施設。

壁一面にカイコの繭が並び、そこから絹を紡いでいるようだ。

一匹のカイコの幼虫を手に取る。

その顔には、まるで人間のように上下に並んだアゴと歯、舌らしきものもあり、明らかに異形だ。

 

それを思い出したパラポネラは深呼吸をすると気合をこめて「じょうじ」を連呼し、再び体に力を入れた。

ジュウウという音を立て、火にかざしたプラスチックのストローのように途中からデロリと溶けだしている。

酸もしくは熱によるものと思われるが、それについて言及はない。

火星カイコのイメージから何を閃いたのかも不明だ。

 

新手


困惑する燈の後方から足音が近づいて来る。

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これまでで最も布面積が大きい服をまとったテラフォーマー。

火星のゴキブリ文明において繊維は貴重品であるから、多くの布を所有できるということはイコール身分が高いことを意味する。

頭部にはカミキリムシのような後方に反った触角。

 

戒めから解かれたパラポネラと新手の個体に挟まれた燈。前門の虎、後門の狼だ。

冷や汗をかき苦笑しながら燈は漏らす。

「俺は今・・・怖くて後ろを振り向くことができない」

 

その理由は、手傷を負わされてブチ切れたミッシェルがパラポネラに掴みかかる所だったからだ。

次号はおそらくパラポネラvsミッシェルの仕切り直し、燈vs新手の二軸で激突。

パワータイプ同士の肉弾戦と、技巧派の争いになるか?

 




どうでもいいですが今回は副題の「the house of wolves」がすべて小文字です。

これまで一貫して全大文字表記だったのですが何か理由があるのでしょうか?

単なる誤植で単行本ではシレッと大文字に直っているのでしょうか?



My Chemical Romanceの"The House Of Wolves"と関係あるかどうかはわかりません。
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週刊ヤングジャンプで連載中の「テラフォーマーズ」に関する個人的な感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方は閲覧にご注意下さい。

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